【会員実績報告】BLS(Basic Life Support)ファーストステップ教室(地域包括支援センター豊郷)
「地域包括支援センター豊郷」様より、SDGsに関するイベントの実績報告がありました!
地域包括支援センター豊郷は、地域住民の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援する機関として、「誰もが救護の手を差し伸べられる地域づくり」を目指して、8/26(土)にプラットフォーム会員である「帝京大学」と連携し、小学生を対象とした「BLS(一次救命処置)ファーストステップ教室」を開催しました。
講義や演習の様子
宇都宮市では高齢化率が26%に到達し、今後も高齢化の進展により高齢者救急への対応も増加し続けることが予想されていますが、令和4年度は宇都宮市救急車平均到着時間が9分を超えており、一人ひとりが救急医療の現状や課題に目を向けて、自分に何ができるかを考え行動することが望まれます。
また、高齢者の急病に限らず、夏場に多発する水の事故や熱中症、スポーツ活動中における心臓震盪など、病気やけが等による突然の心停止は、世代を問わず誰にでも起こりうる可能性があります。心停止になると1分経過するごとに救命率は10%ずつ低下していき、脳は3~4分で回復できない障がいが発生すると言われています。救急車の平均到着時間が年々延伸するなかで、心停止となった人の救命はもちろんのこと、自立した生活が送れるまでに回復ができることを目指すには、救急現場に居合わせた一般市民による迅速な一次救命処置(以下BLSという)の実施が予後を大きく左右することから、一般市民に広くBLSを普及するために、近年学校教育における学童期からの段階的なBLS教育の取組みが重要視されています。
このため、小学3年生から6年生を対象にBLSファーストステップ教室を開催し、救急車が来る前に「救護を必要とする人へ小学生のわたしにいまできること」をテーマに、BLSの講義・演習を行い、最後は学習目標の到達に向けて、まとめにグループワークを実施しました。
また、このたび、帝京大学宇都宮キャンパス柔道整復学科の剣持佑起先生と、5名の学生さんがご協力をくださったことで、子どもたちに座学だけでなく実技演習の機会も設けることができ、非常に有意義な教育活動となりました。
今後も関係機関の方々にご協力をいただきながら、教育活動の継続性を高め、目標とする地域づくりを推進してまいります。演習の様子
【イベント情報】
日 時:令和5年8月26日(土)9時30分~11時30分
会 場:帝京大学宇都宮キャンパス体育館
費 用:無料
参加者:21名
【お問合せ先】
地域包括支援センター豊郷
担 当:松澤 浩子
電 話:028-616-1237
メール:hokatsu-tys@toyosato-g.or.jp