SDGs解説 投稿

目標14|海の豊かさを守ろう

ゴール14で目指す未来

貴重な海の資源を守りながら
大切に使っている未来

世界で起きていること

海には、私たちが出したペットボトルやビニール袋などのプラスチックごみがたくさん流れ出ています。
これらの海洋汚染により、海に住む多くの生き物の命をおびやかしています。

※ 参考:海洋プラスチック問題について|WWFジャパンHP

私たちにできること

  • マイボトルやマイバッグを使って、プラスチックの利用を減らそう
  • 海や川の清掃に参加しよう

市内の取り組み

株式会社アペックス
国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)との自社コーヒー抽出機を活用したマイクロプラスチック観察装置の共同開発

株式会社寺岡精工
ペットボトル減容回収機でのごみの資源化などによるプラスチック使用量の削減

 

そのほかゴール14の達成に向けて取り組む会員はこちら

ターゲット

14-1
2025年までに、海洋ごみや富栄養化※、特に陸上の人間の活動による汚染など、あらゆる海洋汚染を防ぎ、たくさん減らす。

※富栄養化:海水や川の水にふくまれる栄養分が、自然の状態より増えすぎてしまうこと。富栄養化により、アオコや赤潮が発生し、プランクトンが増えすぎてしまうことで、水中の酸素が少なくなり、魚や貝などが酸素不足で死んでしまうことも…。

14-2
2020年までに、海と沿岸の生態系に重大な悪影響がでないように、すぐ回復できるような強靭性(レジリエンス)の強化などによって、持続的な管理や保護を行う。
健全で生産的な海を実現するため、海と沿岸の生態系を回復するための取組を行う。

14-3
あらゆるレベルでの科学的な協力などを通じて、海洋酸性化※の影響が最小限になるようにして対処する。

※海洋酸性化:人間が二酸化炭素を大気中に排出することで、海水に二酸化炭素が溶け込み、もともとアルカリ性の海水が酸性になってしまうこと。生態系に大きな影響をおよぼすといわれている。

14-4
水産資源を、実現可能な最短期間で、少なくとも各資源の特徴によって決められた最大持続生産量のレベルまで回復させるため、2020年までに、魚を捕る量を効果的に制限し、魚の捕りすぎや違法・無報告・無規制(IUU)で漁をしたり、破壊的な漁をしたりする漁業をやめて、科学的な管理計画を実施する。

14-5
2020年までに、国内法及び国際法に則り、最大限入手可能な科学情報に基づいて、少なくとも沿岸域や海域の10%をまもる。

14-6
2020年までに、開発途上国や最も開発が遅れている国々に対し、適切かつ効果的な、特別かつ異なる扱いが、世界貿易機関(WTO)漁業補助金交渉の重要な要素であることを認識した上で、必要以上に魚をとる能力や、魚の捕りすぎを助長するような漁業への補助金を禁止し、違法・無報告・無規制(IUU)で漁をしたり、破壊的な漁をしたりする漁業への補助金をなくし、そのような補助金を新たに作らないようにする。

14-7
2030年までに、漁業・水産養殖・観光の持続可能な管理などを通じ、開発途上の小さい島国や最も開発が遅れている国々が海洋資源の持続的な利用をして、経済的利益をもっと得られるようにする。

14-a
より健全な海をつくり、開発途上国、特に開発途上の小さい島国や、最も開発が遅れている国々において、海洋生物の多様性がその国の開発により貢献できるように、ユネスコ政府間海洋学委員会の基準・ガイドラインを考えに入れながら、科学的知識を増やしたり、研究能力を向上させたり、海洋技術が開発途上国で使えるようにしたりする。

14-b
小規模で漁業を行う漁師たちが、海洋資源や市場を利用できるようにする。

14-c
「我々の求める未来」のパラ158において言われていたとおり、海洋及び海洋資源の保全及び持続可能な利用のための法的枠組みを規定する海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)に反映されている国際法を実施して、海や海洋資源の保全と、持続可能な利用を強化する。

※「我々の求める未来」:リオ+20で採択された文書で、国連海洋法条約や海洋保全の大切さについて述べている。