食品ロスの削減|㈱奴寿司
取組の背景
株式会社奴寿司は、「すし華亭」などの飲食店の経営を進めていく中で、近年の食品ロス(=捨てられてしまう食材や料理のこと)問題への取組が必要だと考え、仕入れや仕込みの方法を改めることから取組を始めました。
取組内容
- 余った食材の再活用
食材を切ったときにでる端材を、「つみれ」の材料として活用するほか、傷みやすい食材が残ってしまいそうなときは、早めに天ぷらなどの揚げ物や、南蛮漬け等のメニューにすることで、あらかじめ捨ててしまうことのないような仕組みづくりをしています。
これにより、ごみとして捨てられてしまう食材を減らすほか、捨てられてしまうはずだった食材を活用した新たなメニューの考案にもつながっています。
- 仕入れ・仕込みの一括管理
新たに宇都宮中央卸売市場にセントラルキッチンを設け、株式会社奴寿司が取り扱う全店舗の仕入れから仕込みを一括して行うようにしたことにより、各店舗の職人は、仕込みの手間がなくなり、ゆとりをもって仕事に励めるようになったほか、食材管理などに力を入れることができるようになりました。
企業のコメント
食品ロスへの取組はSDGsが浸透する前から行っていましたが、自社の事業や取組が、SDGsのどのゴールに関連しているか当てはめていくことで、新たな取組にもつながりました。
SDGsに当てはめながら、今一度自社の取組を見直すことで、自社にできることや、新たな事業を発見するチャンスになると思います。