市内での取り組み

「リフィル」でエコに! ― リフィルうつのみや(特定非営利活動法人うつのみや環境行動フォーラム)
【ミヤラジ出演記 vol.1】

 栃木県は海がない県。それなのに「海洋プラスチック問題に何ができるか」を合言葉に活動しているのが,学生と市民,行政が力を合わせ,マイボトルに無料で給水できるスポットの見える化等を進めている団体「Refillうつのみや(リフィルうつのみや)」です。
 今回のラジオには,会員である宇都宮大学国際学部の学生さんたちが登場。マイボトルとの付き合い方から,宇都宮の水道水のおいしさの秘密まで,たっぷり語ってもらいました。


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出演者紹介

 笹 恭輔さん(宇都宮大学国際学部4年・番組2回目の登場)
 周藤 花佳さん(同3年)
 安田 雛乃さん(同3年)

 

 マイボトル,それぞれのこだわり

 笹さんは最近、新しい水筒を購入したそう。600ミリリットルのマットな真っ黒ボディがお気に入りです。使い方にもちょっとした工夫があり,出かける前にまず氷を入れておき,後から水を足すのだとか。氷が溶けきらないので冷たいお水を1日中楽しめるといいます。
 安田さんも普段からマイボトルを持ち歩く派。スヌーピーの絵柄がお気に入りで,いつも持ち歩いています。外出先では,空になったボトルに給水スポットで水を「詰め替える」――これがまさにリフィル活動の基本です。使い捨てのペットボトルを買わずに済むので,ちょっとした行動が積み重なって環境負荷を減らすことにつながります。

 


 環境問題に興味を持ったきっかけ

 周藤さんが環境問題に関心を持つようになったのは,水族館好きが高じてのことでした。沖縄の美ら海水族館を訪れた際に海洋汚染について知り,そこから興味が広がっていったそうです。
 安田さんのきっかけは,大学受験の際に環境問題や途上国の環境汚染について知ったことでした。遠い国の話ではあるけれど,自分たちにもできることがあるはずだと考えるようになったそうです。

 


 給水スポットを支える宇都宮の水道 ― リフィルツアー体験記

 安田さんは先日,リフィルうつのみやの「リフィルツアー」に参加し,今市浄水場と白沢浄水場を見学してきたそうです。

 今市浄水場:重力を利用してろ過を行う仕組みが特徴です。
 白沢浄水場:水槽で飼育しているメダカの元気な泳ぎっぷりを見て水質を確認しているそう。メダカが元気に泳いでいることが,きれいな水である証だといいます。

 普段何気なく使っている水道水が,こうした地道な工程を経て届いていると知ると,蛇口をひねる瞬間の印象も少し変わってきますね。

 


 宇都宮の水、飲み比べてみたら

 宇都宮の水道水は「おいしい」と評判なのだそうです。ツアーでは,浄水したての水や松田新田の水など,5種類の飲み比べも行われました。
 周藤さんは「重い」「軽い」「すっきり」「苦い」といった,それぞれ違った印象を受けたとのこと。結果は「どれもおいしかった」という嬉しい感想に。
 笹さんも「飲んでみると全然違って興味深かった」と話し,中でも今市浄水場の水は後味と香りが良く,お気に入りだったそうです。実は笹さん,実家では水道水を飲む習慣がなかったそうですが,今回の飲み比べを通じてそのおいしさに気づいたといいます。

 


 宮の泉 ― まちなかの給水スポット

 宇都宮市内の給水スポット「宮の泉」についても話題が及びました。2024年4月に設置されて以来,ペットボトル換算で10万本以上もの使い捨てプラスチックを削減してきたそうです。わずか2年ほどでこれだけの本数を減らせたというのは,マイボトル習慣の広がりを感じさせる数字です。

 


 「お気に入りだから長く使う」という価値観 ― 笹さんの卒論から

 笹さんの卒業論文のテーマは,「ファストファッションの過剰消費」についてでした。近年の環境啓発活動では「消費を減らそう」と呼びかけられる一方で,「リサイクルに出したから良いことをした」で満足してしまい,そこで思考が止まってしまっているのではないか,という問題意識があったそうです。
 笹さん自身も古着が好きで,友人と一緒に古着屋を運営しているとのこと。「1着を大切にする」という価値観を大事にしたいという思いから,このテーマを研究したといいます。
 笹さんいわく,気に入ったものを買えば長持ちするけれど,なんとなくの間に合わせで買った物はすぐに手放してしまいがちなのだそう。これは,実はマイボトル選びにも同じことが言えます。お気に入りの一本を見つければ,自然と毎日持ち歩きたくなるもの。まずは自分にとっての「これだ」という一本を見つけることから,始めてみてはいかがでしょうか。

 


 出演者からのメッセージ

 最後に,それぞれからメッセージをいただきました。

笹さん:大切なのは「我慢」ではなく,自分にとって本当に良いものを選ぶという「価値の再構成」だと思います。

安田さん:一人ひとりの小さな行動には力があります。マイボトルやマイバッグを持つことが,実は遠い国の誰かを助けることにつながっている――そのことを,ぜひ知ってほしいです。

周藤さん:宇都宮の水はおいしいです。水道水に抵抗がある方もいるかもしれませんが,ぜひ一度飲んでみてほしいです。それがエコにもつながります


マイボトルを持つ生活は,環境にもお財布にもやさしく,慣れてしまえば意外と快適なもの。
宇都宮のおいしい水を味方につけて,あなたも「マイボトルのある暮らし」を始めてみませんか。

 

 

 

 

■ 「リフィルうつのみや」ってどんな団体?

  海のない栃木県から「海洋プラスチック問題に何ができるか」を考えてスタートしたのが「Refillうつのみや(リフィルうつのみや)」です。宇都宮市が「水道水のおいしい都市」に選ばれるほど水質に恵まれていることを活かし,学生・市民・行政が協力しながら,マイボトルに無料で給水できるスポットの「見える化」を進めています。プラスチックごみについて考える映画会の企画なども行っており,一緒に活動する仲間や,給水スポットとして協力してくれる店舗も随時募集中とのことです。

  構成団体:特定非営利活動法人うつのみや環境行動フォーラム(事務局)
       宇都宮大学国際学部 UU3Sプロジェクト(髙橋若菜研究室)
       特定非営利活動法人とちぎユースサポーターズネットワーク
  所在地:〒321-0126 栃木県宇都宮市茂原町777-1
  TEL:028-655-6030(宇都宮市環境学習センター内)
  E-mail:refillutsunomiya@gmail.com
  HP:https://www.refill-japan.org/team/refill-utsunomiya/

 

— 令和8年度「エコミヤ」出演者はコチラ —

 令和8年8月12日 リフィルうつのみや(特定非営利活動法人うつのみや環境行動フォーラム)
      9月16日 株式会社栃木リビング新聞社
      12月9日 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
 令和9年1月13日 特定非営利活動法人 栃木県環境カウンセラー協会
      2月10日 未定
      2月24日 株式会社アペックス 関東支社 宇都宮営業所
      3月10日 特定非営利活動法人 栃木県こども応援なないろ

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