持続可能な社会の形成を促す研究の推進と未来を切り開く人材の育成|宇都宮大学
取組の背景
今や幼児期からSDGsについて学ぶようになり、SDGsが社会的風潮ともなってきた中で、これから就職を控え、社会を支える世代となる大学生こそ、SDGsを学ぶべきであると考え、平成30年度からSDGsの達成に向けた観点で取り纏めた「宇都宮大学SDGs事例集」の作成や、SDGsフォトコンテストなど、SDGsに関する様々な取り組みをスタートしました。
取組内容
- 地域社会でのSDGs推進を目指す教育研究プロジェクトへの支援
令和元年度から行っている「SDGs推進奨励賞」では、SDGsの達成に貢献し、持続性のある研究等を表彰し、賞金の授与を行っており、令和3年度からは、地域貢献を大きなテーマとし、この応募資格として、県内自治体や関連団体・NPO・小中高等学校等地域との共同による取組であることを必須とした枠を設定しました。宇都宮大学と地域の人が共同で教育研究活動を実施することにより、地域貢献を通したSDGs全般の達成に寄与しています。
- 宇都宮大学SDGs事例集の発行
平成30年度から作成している「宇都宮大学SDGs事例集」は、宇都宮大学が取り組んでいる様々な教育研究活動を、SDGsの達成に向けた観点で取り纏め、可視化することで、広く宇都宮大学の活動を知っていただくとともに、目標達成に向けて多くの皆さんとの連携が生まれることを期待しています。
- 学生に対するSDGs教育
これから就職を控え、社会を支える世代となる大学生こそSDGsを学ぶべきであると考え、令和2年度から1年生の必修授業として「SDGs入門」の講義を設け、学生に対するSDGs教育に力を入れています。
学校のコメント
地域の人との共同研究等を通し、教員や学生にとっては、より現場に則した学びにつながり、表彰されればその活動の資金を得られ、また、地域も若年層との共同による若年層のアイディアを吸収でき、地域でのよりよい循環が生まれ、県内でのSDGsの推進につながっています!
また、宇都宮大学は、THE大学インパクトランキング 2020※において全国の大学のうち20位(同率)になりました!
宇都宮大学は、目標2「飢餓をゼロに」では世界76位、目標4「質の高い教育をみんなに」が 世界 201-300位、目標15「陸の豊かさを守ろう」が 世界 101-200位、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」が 世界 201-300位、総合評価で401-600位にランクインしています。
※ THE大学インパクトランキング
SDGsの17の目標で世界の大学の取り組み状況を評価し、地域社会に根付いた大学の取組に焦点を当て、大学の社会貢献力を重視したランキング。評価では目標17を必須項目とし、これに評価の高かった3つの目標を合わせて総合評価を行う。